三年前の写真が見つかったので。
写真がぶれまくり。
2010年2月アーカイブ
2008年3月に仕事を辞めた後、実家に戻り一年かけて体調を整えながらいろいろやってました。
体重を減らし、喘息を治し、自転車に乗って十数年ぶり(!)に故郷の街を歩き周り、自分が今までやってきた業界から足を洗ったことを自分自身に納得させてました。
なぜか食品衛生責任者の講習受けて資格取ったりしましたけど、これは燻製作りの副産物なので割愛。
奇縁あって2009年3月より現在の仕事を始めておりますが、まったく新しい世界に飛び込んだ事もあり、一年たってもまだ生活が落ち着いてない有様です。というか、この不景気では仕事をクビになる可能性が高いし。
新作というほどではないですが、短編を投下する場所として利用できないかなということでTwitterにちょいと載せてます。短編に載せるためにフォローの類を一切消しておりますが。色んな人にごめんなさい。試しに一本載せています。
http://twitter.com/M_Hazama
ライトノベル、というか娯楽小説というものに対して。
いよいよ店頭に並ぶ作品のほぼ100%が分からない状態になりました。具体的にいえば、どの出版社がどのレーベルをどれだけ出しているかすら分からない有様です。
わはははは。血の涙が止まらない。スローライフは物流もスローなんですね。
それでも篠崎砂美さんの「お隣の魔法使い」の続きが出れば買うし、賀東昭二さんのフルメタが完結すれば途中で買いとめていたシリーズを揃え直す予定です。嗜好が変わったかという訳ではなく、以前の日記にも書いたけど流行についていく体力がなくなったんでしょうね。
最近読んだ本が椎名誠の「全日本食えば食える図鑑」で。
(変な話ですけど、一昔前のライトノベル読者にとっては最新のライトノベルを追いかけるよりも「やる夫シリーズ」の方が馴染めるのかも......と思うことがあります。ご存じのように登場人物の大体が二次創作の借りものですしAA主体の小説の体をとってないものですが、予想だにしない題材と書き手の絶妙なアレンジが炸裂した作品がたまに現れて、驚かされます)
新作の話はいくつかの短編をきちんと書きたいなあと思ってますが、仕事が落ち着くか失職するかを待たねばならない状況。基本的にオンラインでのみ公開(同人は過去の精神的なアレによりひどい不義理をした以上、同人誌という形での発表はないでしょう。いくら対人恐怖症気味の人間不信に陥っていたとはいえ、人として許されるふるまいではないので)。
少しずつ作品を発表できるようになりたいものです。自分の出せるタイミングで、自分が書きたい内容のものを。それって商業ではなかなか出来ない贅沢な事だと思います。売上が芳しくなくて連続もののはずなのに一巻で打ち切られた小説のなんと多いことか。
というわけで、この辺で。
消滅していたと思っていたappendix(とくながゆうや氏)が移転していただけなのを知って安心する。
更新はしばらくされていないようだが。生きていると分かっただけでもとてもうれしい。
さて、世の中の流れはどうなったか。
色々あったとしか言いようがない。民主政権になれば薔薇色の未来が待っていると信じて投票した有権者の皆さんは、今は何を考えているのだろうか?
35歳の平均年収が10年前より200万減ったという話。地方都市を考えれば実質は半減以下で、失業率を考えれば実際にはもっと酷いだろう。先日だがとある建設業の社長さんが「年収450万あれば銀行もローン組んでくれるんだがなあ。マンションが売れんのよ」とぼやいていたのを耳にした。具体的には喫茶店の隣の席で。
ボーナスどころか10年後の雇用すら保障されていない現在の状況で、20年30年かけて支払うローンを選択できる人がどれだけいるのだろうか。都内ならいざ知らず片田舎に住んでいるなら、次の仕事を捜すために別の都市もしくは他県に移動するのは当たり前だというのに。
結局のところ、価値観が絶望的に合わないのだろう。
学生食堂のメニューを選べず、カップラーメンを持ち込んで昼食にしている大学生を自分はたくさん知っている。前の職場だけかと思ったら、実家近くの地方大学でも同じ現象が起こっていたという。
さとり世代という言葉が誕生したらしい。
若い世代に広がる諦観を悟りと呼んでいいのならば、これ以上の言葉もあるまい。このままいけば、この日本という国は消えてなくなってしまうのだろう。自民にお灸をすえるつもりが、国を亡ぼす奸臣を内閣に集めてしまったのだから。