消滅していたと思っていたappendix(とくながゆうや氏)が移転していただけなのを知って安心する。
更新はしばらくされていないようだが。生きていると分かっただけでもとてもうれしい。
さて、世の中の流れはどうなったか。
色々あったとしか言いようがない。民主政権になれば薔薇色の未来が待っていると信じて投票した有権者の皆さんは、今は何を考えているのだろうか?
35歳の平均年収が10年前より200万減ったという話。地方都市を考えれば実質は半減以下で、失業率を考えれば実際にはもっと酷いだろう。先日だがとある建設業の社長さんが「年収450万あれば銀行もローン組んでくれるんだがなあ。マンションが売れんのよ」とぼやいていたのを耳にした。具体的には喫茶店の隣の席で。
ボーナスどころか10年後の雇用すら保障されていない現在の状況で、20年30年かけて支払うローンを選択できる人がどれだけいるのだろうか。都内ならいざ知らず片田舎に住んでいるなら、次の仕事を捜すために別の都市もしくは他県に移動するのは当たり前だというのに。
結局のところ、価値観が絶望的に合わないのだろう。
学生食堂のメニューを選べず、カップラーメンを持ち込んで昼食にしている大学生を自分はたくさん知っている。前の職場だけかと思ったら、実家近くの地方大学でも同じ現象が起こっていたという。
さとり世代という言葉が誕生したらしい。
若い世代に広がる諦観を悟りと呼んでいいのならば、これ以上の言葉もあるまい。このままいけば、この日本という国は消えてなくなってしまうのだろう。自民にお灸をすえるつもりが、国を亡ぼす奸臣を内閣に集めてしまったのだから。